MOBI EPUB変換ツール
KindleのMOBI電子書籍をアップロードして、汎用的なリフロー型EPUB形式にワンクリック変換
ここにMOBIファイルをドロップ、またはクリックして選択
.mobi形式(DRMなし)に対応、最大 5 MB
MOBIからEPUBへの変換とは?
MOBI EPUB変換は、.mobi電子書籍をEPUBへ移行させるオンライン変換ツールです。EPUBは2017年にIDPFがW3Cへ統合されて以降、W3Cが維持するオープンな電子書籍標準です。一方のMOBIはMobipocket社(2005年にAmazonが買収)が開発した独自フォーマットで、本文はPalmDOC圧縮されたHTML断片としてPalmデータベース(PDB)バイナリコンテナの中に格納されています。EPUBはまったく逆の発想で、標準化されたZIPパッケージ(規格上はOCFコンテナ、ISO/IEC TS 30135で定義)であり、規格準拠のXHTMLコンテンツドキュメントと、メタデータや読み順を記述するOPFパッケージドキュメント、そしてジャンプ可能な目次を収めています。どちらもリフロー型(可変レイアウト)のため、変換で変わるのは本の梱包方法であって読み方ではありません。文字サイズ・行間・改ページはこれまで通り画面に合わせて自動調整されます。
変換処理は四段階で進みます。まずサーバーがPDBレコードテーブルと、レコード0に詰め込まれた三つのヘッダ(PalmDOC/MOBI/EXTH)を読み解き、エンコーディング・圧縮方式・メタデータを復元します。続いてテキストレコードを1件ずつ展開して制限付きHTML方言に戻し、XMLパーサーがそのまま受け付けられる整形済みXHTMLへ正規化します。その後、EXTHヘッダの項目はOPF内のダブリンコア要素(dc:title、dc:creator、dc:language)へマッピングされ、recindexで参照される画像レコードは独立した画像ファイルとして切り出され、fileposアンカーは明示的なidターゲットに書き換えられて章ジャンプが失われません。最後にEPUBコンテナへ組み立てます。仕様上、mimetypeはZIP内の先頭かつ非圧縮でなければならず、META-INF/container.xmlからcontent.opfを指し、目次はEPUB 3のnav.xhtmlと旧リーダー向けのtoc.ncxの二重化で書き出されます。処理はすべてサーバー側で完結し、ダウンロード後にアップロードファイルと変換結果は自動削除されます。
なぜ移行する価値があるのか。Amazonは2022年末から「Kindleに送る」でのMOBI受付を終了し、代わりにEPUBを推奨しています。Kobo、Apple Books、Google Play図書、Calibreなど事実上すべての現代リーダーがEPUBを第一級フォーマットとして扱い、Mobipocketのエコシステムは10年以上前に凍結済みです。手元にDRMフリーのMOBI——自作の電子書籍、パブリックドメインの書籍、正当に入手した自分のファイル——があるなら、本ツールでワンクリックで今も進化し続ける標準フォーマットへ移行できます。Calibreなどのデスクトップソフトは不要です。
使い方
使い方
- アップロード領域をクリックするか、MOBIファイルをドラッグ&ドロップします(.mobiのみ対応)
- 「EPUBに変換」をクリックすると、サーバーが数秒で展開・再構成・パッケージ化します
- 完了したら「EPUBをダウンロード」をクリックして端末に保存します
- 続けて別のファイルを変換する場合は「別のファイルを変換」をクリック
変換後のチェック
- 変換品質は元MOBIのエンコーディング・スタイル・画像リソースがどれだけ完全かで決まります。旧式MOBIはフォント埋め込み非対応のため、EPUBでの字形表示は開いたリーダーの設定に依存します。
- 共有する前に、定番リーダーでEPUBを開いて目次ジャンプ・表紙・挿絵を確認しましょう。特に挿絵の多い本は一通りめくっておくと安心です。
活用シーン
技術的な仕組み
MOBIファイルはPalmOSのデータベース仕様に従うPDB(Palm Database)バイナリコンテナです。先頭78バイトがデータベースヘッダで、データベース名(32バイト)、属性、バージョン、作成・更新時刻、タイプ識別子(通常はBOOKMOBI)、クリエータ識別子(MOBIまたはTEXt)、レコード総数、そして各レコードのファイル内バイト位置を示すレコードオフセットテーブルで構成されます。内容(テキスト・画像・索引)はすべて約4096バイト単位に分割され、レコードとして順番に格納されます。レコード0がヘッダ、レコード1〜Nが圧縮本文、その後ろが画像レコードです。
レコード0には三つのヘッダが連なります。PalmDOCヘッダは圧縮方式(1=無圧縮、2=PalmDOC LZ77辞書圧縮、それ以外の値はHuffdic Huffman辞書)、本文総長、テキストレコード数、1レコードあたりのサイズ、暗号化タイプを宣言します。暗号化タイプがゼロでなければDRMありを意味し、変換ツールは処理を拒否します。MOBIヘッダはテキストエンコーディング(CP1252またはUTF-8)、最初の画像レコードのインデックス(firstImageIndex)、EXTHフラグを補足します。EXTHフラグが立っている場合は直後にEXTHヘッダが続き、タイプ・長さ・値(TLV)形式のエントリ列として著者、更新題名、出版社、ISBN/ASIN、出版日などのメタデータを運びます。
本文はレコードごとに展開されて、HTML 3.2/4に近い制限付きHTML方言になります。CSSサポートは限定的でSVGや埋め込みフォントは使えず、画像は<img recindex="00001">のようにfirstImageIndex以降のn番目の画像レコードを指し、目次アンカーは<a filepos="0000023289">のようなバイトオフセット参照として記述されています。EPUB化するには、このマークアップを整形式XHTMLへ昇格させる必要があります。タグの適切な閉じとネスト、属性の引用符付け、未対応記法の安全な等価物への折り畳みを行い、recindex参照はマニフェスト内の画像エントリ(<img src="images/xxx.jpg">など)へ書き換え、各fileposターゲットには明示的なid属性を補って章リンクを生かします。
最終段階ではOCF仕様どおりのZIPコンテナを組み立てます。application/epub+zipそのものが中身のmimetypeファイルはZIPの先頭かつ無圧縮で格納する必要があり、META-INF/container.xmlがパッケージドキュメントを指します。content.opfはマニフェストに全構成要素を挙げ、spineで線形的な読み順を固定し、そのメタデータブロックはEXTH由来のダブリンコア要素(著者→dc:creator、更新題名→dc:titleなど)を担います。目次は二重化して書き出します。現行リーダー向けのEPUB 3 nav.xhtmlと、旧デバイスとの互換用のtoc.ncxです。デスクトップ環境では、Calibreのebook-convertが成熟したMOBI入力プラグインを備え、コマンドラインの事実上の標準です。KindleUnpackならMOBIを事前にHTML+画像へ分解できます。本ツールはDRMフリーのMOBIのみ処理でき、Amazonの正規DRM保護本は解析不能です。.azw3/KF8はよりEPUBに近い構造の別フォーマットで、専用の変換ツールが必要です。
- PDBコンテナ構造:78バイトのPalmデータベースヘッダ(データベース名、タイプBOOKMOBI、クリエータ、レコードオフセットテーブル)。内容はすべて約4096バイトのレコードに分割して順次格納
- レコード0の三重ヘッダ:PalmDOCヘッダ(圧縮方式・本文長・暗号化タイプ)→ MOBIヘッダ(エンコーディングCP1252/UTF-8、firstImageIndex、EXTHフラグ)→ EXTHヘッダ(著者・題名などのTLVメタデータ)
- テキスト復元:レコード1〜NをPalmDOCヘッダに従って逐次展開(無圧縮/PalmDOC LZ77/Huffdic Huffman)し、ソースHTMLを連結
- HTML昇格:制限付きHTMLを整形式XHTMLへ正規化。recindex画像参照はマニフェスト内ファイルへ、fileposバイトアンカーは明示的なidターゲットへ書き換え
- メタデータマッピング:EXTHフィールドをOPFメタデータブロックのダブリンコア要素(dc:title、dc:creator、dc:language等)へ変換
- OCFパッキング:非圧縮のmimetypeを先頭に配置、META-INF/container.xml、content.opfマニフェスト+spine読み順、目次はEPUB 3 nav.xhtmlと従来toc.ncxの二重書き出し
- 制限とエコシステム:DRMフリー入力のみ対応。デスクトップはCalibre ebook-convertとKindleUnpackでカバー。Amazonの「Kindleに送る」は2022年末以降EPUBのみ受付
活用例
古いKindle書庫の救出
何年も前に集めたDRMフリーのMOBI小説を一括でEPUBへ変換し、KoboやApple Books、任意のスマホリーダーで続きを読む個人ファイルを再びKindleへ
AmazonはMOBIアップロードを廃止済み——自有のMOBIをEPUBに変えて「Kindleに送る」ですべての端末へ同期パブリックドメイン古典の配布
パブリックドメインの古典を検証済みEPUBマスターとしてパッケージし、書店・図書館プラットフォームやプロジェクトへ提供よくある質問
MOBIファイルは端末内に残りますか?
残りません。.mobiファイルは当社の変換サーバーへアップロードされ、そこでEPUBパッケージとして再構築されたものがダウンロードとして返却されます。アップロードした内容は端末から出ていくものとして扱い、未編集の機密資料は送らないでください。アップロードされた元ファイルと変換結果はサーバーから自動削除されます。
どの電子書籍フォーマットに対応していますか?
.mobiのみです。印刷向けの固定レイアウトが目的なら本サイトの「MOBI PDF変換」を、.epubが入力ソースの場合は「EPUB PDF変換」をご利用ください。.azw3/KF8はMOBIの現代後継で構造がEPUBに近いため、専用のAZW3変換ツールが必要です。
DRMで保護されたMOBIファイルは変換できますか?
できません。AmazonのDRMで施錠された正版Kindle電子書籍は変換ツールでは解析できません。自作の電子書籍、パブリックドメインの書籍、明示的な許諾のあるファイルなど、合法的な範囲で入手したDRMフリーのMOBIをご利用ください。
目次・表紙・画像は保持されますか?
元ファイルにそれらが含まれている場合は保持されます。MOBI内蔵索引やfileposアンカーから復元した章マーカーは両方の目次ドキュメントへ書き込まれ、リーダー間のセクションジャンプが可能です。前半部の適切な画像レコードは表紙として扱われ、本文中のJPEG/GIF/BMP画像は独立ファイルとして切り出してマニフェストに登録します。元のMOBIに索引らしきものがなければ、出来上がるのは目次リンクのないプレーンテキストになります。
MOBIはEPUBとPDFのどちらに変換すべき?
次にどう使うかで決まります。EPUBは文字がリフローし続けるため、フォント・文字サイズ・テーマを読者自身が選べ、スマホや電子ペーパーリーダーで実際に読む用途に向きます。PDFは固定レイアウトを固めてページ番号が安定するため、印刷・引用・見た目の保存に向きます。いつでもどこでも読むならEPUB、特定ページを指し示す必要があるならPDFです。
変換したEPUBはKindleに戻せますか?
戻せます。Amazonの「Kindleに送る」は2022年末以降EPUBを受け付け、MOBIは対象外となっています。変換済みファイルをメールやアプリで送れば、Amazonがサーバー側で変換・登録し、アカウント配下のすべてのKindle端末とアプリへ同期され、読書途中から再開できます。直接コピーはファームウェア世代によって動作が異なるため、「Kindleに送る」経由が確実です。
変換後のEPUBが元のMOBIより大きくなったり小さくなったりするのはなぜ?
どちらの形式も高強度の圧縮を採用しているため、テキストのみの小説は同程度か逆に小さくなることが多いです。差が出やすいのは画像の多い本です。EPUBは各画像を独立した標準ファイルとして保存し、ZIP層が全体をまとめて圧縮します。一方でOPF・nav文書・XML名前空間といった新たな構造部品が数KBのコストとして乗ります。変換完了後に結果パネルのサイズ変化を見れば、お使いの一冊の実情が分かります。
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